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ニーサ兄さん投資日記

【書評】投資家が「お金」よりも大切にしていること

 
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2018年1月1日からスタート。つみたてNISAをはじめ、仮想通貨や経済等に触れるブログ。低位株投資も始めました。たまに趣味の話。 投資/運用/積立投資/つみたてNISA/インデックス投資/経済/仮想通貨/個別株/

ニーサ兄さんです。

 

 

ひふみ投信のファンドマネージャーである藤野英人氏の著書

投資家が「お金」よりも大切にしていること

の書評です。

約240ページに亘る本なのですが、内容が面白くスイスイ読めます。

内容としては、投資本でよくある数字やデータを扱ったものではなく(一部出てきますが)、投資家としてのあるべき姿や投資そのものへの考え方等を紹介しています

日本人のお金への感覚に疑問を投じ、日本と欧米のヒーロー像の違いから社会貢献や投資への考え方の違いへと枝葉を広げていきます。

本日は、印象に残ったところを少しだけ紹介します。

 


〇会社とは、ぐちゃぐちゃになったひとつの生態系

単純に「この会社は悪だ」「あの会社には価値がない」といったレッテルを貼るのではなく、もっと幅広い面でみていくことが、正しい企業観につながるのではないかと思います。

(中略)

私たちはふだん、会社の価値を株価で測ってしまいがちですが、株価は単なる数字ではありません。その中身を覗いてみれば、笑顔と汗と涙、そしてサボリや妬みもぜんぶ含まれています。

(中略)

会社の価値とは、そういったものがぜんぶ集まって、ぐちゃぐちゃになったものだとイメージすれば、会社をひとつの”生態系”として捉えることができます。

企業の株を購入する時は、当然企業について、調べるわけですが、調べた時に出てくるのは「笑顔と汗と涙」の部分です。

”私たちの技術のすばらしさを見てくれ”

”私たちは普段こんなに頑張っているのだ”

と言いたげな文章と写真が、ホームページにはアップされています。

藤野氏は良い企業を見極めるための1つの観点として、「従業員の写真がホームページに貼ってあるか」を使うそうです。

良い企業で生き生きと働いている人は、笑顔で仕事をしていますし、掲載された写真からもそういう雰囲気が感じ取れます。

一方、いわゆる”ブラック企業”で働いている人というのは、恐らく疲れた顔をしているのがホームページの写真からバレてしまうでしょうし、そもそも写真を載せないというのは、”従業員の疲弊した顔を見せたくない”の裏返しでもあると思います。

企業に良い悪いがあるのと同じように、企業には、良い面も悪い面もあります。そして、それが報道されるたびに、株価は上がり下がりします。

あるいは、投資している企業の”サボリ”や”妬み”を見てしまった人は、「この企業に投資するのはやめよう」と思い、投資をやめてしまうかもしれません。

そういうところを全てマルっと含めたものが、今の企業の株価(価値)だということです。

この本が投資を始めたばかりの人におすすめされる理由は、まさにこれだと思います。

株価はさまざまな角度から価値が計算されます。PERやPBR、ROEなどなど。

しかし、数字にとらわれすぎて、本当に大切な「正しい企業観」を見失っていないか、ということを藤野氏は言いたいのだと思います。

投資をするということは、お金で企業を応援すること。良い面、悪い面など多角的に企業を判断することです。そして、最後は信じて自分のお金で株を購入することで、将来的にキャピタルゲインやインカムゲインという形で返礼されるのです。


〇投資の最大の返礼は”明るい未来”

「投資とは、いまこの瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと」だと考えています。

”いまこの瞬間にエネルギーを投入する”というのは、まさに企業を調査して投資をすることでしょう。

”未来からのお返し”というのは、お金のことです。

株の売買を行う者にとっては、この意味になりますが、藤野氏が言いたいのは、大きな意味では誰もが投資家だということです。

本を読むことも投資。消費することも投資。選挙で一票を入れることも投資です。

そうして、”明るい未来”という最大のお返しをもらうのです。

何度も言うように、多くの日本人は、投資といえばお金の話だと考えています。

でも、実際は、投資とは「明るい未来をどうつくるか」という話であり、要は「社会と向き合う」、きわめて社会的な行為なんですね。

お金に支配された人生を生きないためには、この視点がとても重要になってきます。

僕は、個人的にここが、一番、藤野氏の言いたいところだと思っています。

文章中には、重要な個所は太文字で書かれているのですが、実はここは太文字では書かれていません。しかし、この本の言いたいところは、ここに集約されているように感じます。

投資というだけで毛嫌いせずに、しっかりと本質を見ること。

投資の本質は「明るい未来をつくる」ために社会と向き合い試行錯誤することであり、それはお金に支配されない人生のために、とても重要なことなのです。

 

この本と出会うまで、投資=お金だと考えていた自分には、自分の投資観を変える良いきかっけになりました。投資をマネーゲームやギャンブルだと考えている人に是非読んでほしい一冊です。

 

以上。

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